シナリオ=B|グラフィック=B|キャラ=B|音楽=A|総合評価=B
必要最低限は揃っています。キャラ別の音量調整なんて、あまり使いませんしね。グラフィックはきれいだと思います、バラつきもありませんし。ま、どうしても「ののか」先輩が志摩子に見えてしまうのは気のせいってことで。
OP曲とアニメーションは一度気になると病みつきに。何故だろう……そんなに感動するほど凄いってわけではないんですが、こうして何度も見ている自分がいたりします。BGMの質は悪くないですね、特に「コミカルアクション」とか「優しさの真心」とか、いいと思います。
特筆すべきは、毎週のテレビアニメを見ているかのような構成になっていること。共通部分が数話と、各ヒロインの単独部分から構成されていて、それぞれ話の切れ目ごとにオープニングが流れ、終わったところで次回予告(ランダムで誰がやるか異なるようです)が入ります。その後にもSideEpisodeで本編以外の話が補完される。SideEpisodeでは主人公ではなく、各ヒロイン達の視点から話が進められるので主人公の立絵実装です。ちゃんと目もありますよw
これは秀逸でした。人によってはいちいちオープニングが入るのは煩わしいと思うかも知れませんが、全話を一気にやるだけの時間のない人間にとっては、ちょうどいい切れ目というか目安になるし、そうでない人にとっても休憩になっていいのではないでしょうか。主人公以外の視点で物語が補完されるのも、だらだらと本編で語られるよりもよっぽどメリハリが効いています。うん、とにかくコレは良かったです。まだ全員の予告を見ていないので、ちょこちょこと再プレイしています。
あー。何て言うか、「都会」とか「田舎」って分け方をことある毎に口にするのはどうかと思いましたが。悪いシナリオではなかったと思います。グラフィックとの連動も上手く行っていました。「ののか」先輩の立絵が、ルートに入ってからようやく目を開けたものになるとことか、気付きにくい演出に拘っていますねぇ。キャラでは「翠」が一番良かった。あの独特な声が雰囲気に合ってたなあ。
山場がどことなくのっぺりした感じなので、物語の起伏には欠けます。ドキドキしながら、次はどうなるんだ?って次回予告を見たりはしないってことですね。早く続きを〜ってシナリオだったらOP毎回挿入もすっ飛ばしたかも知れませんが。
仕事で疲れたサラリーマンにどうぞ。帰ってから1話ずつやっていく、というようなまったり派に宜しいのでは。或いは起伏の激しいゲームで疲れた後にやるのもいいかも。
ののか→翠→小夏→春菜→伊織
全ルート攻略後に解放されるおまけシナリオはやってもやらなくてもいい感じ。柊花を攻略できますが、それほど本編でも重要な立ち位置ではなかったので。