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初恋撫子(こいおとめ)

carriere

Einschätzung

シナリオ=C|グラフィック=B|キャラ=C|音楽=C|総合評価=C

Überblick

はじめに

和風なゲーム(笑)。日本の政治・経済を倭一族が支配しており、総理大臣も一族の長である女性がなっているわけですが、その総理大臣の格好からして和服、髪も上げています。主人公の結婚相手を決めるため、世間から隔絶された学園(女子校)に主人公と友人兼付き人である蘇芳を送り込むという壮絶な設定と、制服がミニスカートに振袖という訳のわからない格好が素敵です。

システムに不備はないですが、音楽はあまり印象に残るものはありませんでした。OPアニメーションはいいんじゃないでしょうか。EDも通常は手抜きの静止画フェードでお茶を濁すものが多いなか、頑張っていると思います。主人公がヘタレてないのは好印象です。テキストのウィンドウがキャラの台詞の調子に合わせて変形するのは面白いですね。

主人公とか設定関係

ヘタレてはいないんですが、どうにもただ流されてるだけって感じが強かったです。この、婚約者コンテストというべきものの存在がもうちょっと意義あるものだったらいいのかも知れませんが、ただのきっかけに過ぎないコンテストになってしまっているような気がします。恐らく、主人公がヘタレてなくてコンテストに対して何らかのアクションを起こしたら、違っていたんじゃないでしょうか。

それと、倭一族の権勢を強調しすぎ。却って萎える……別に、20代で総理大臣にならなくたって、倭一族は益々繁栄した〜とか一言で済ませちゃえば良かったんじゃないかな。あくまでもフィクションだしどうせはっちゃけるなら思いっきり現実無視しちゃうのが爽快なんだけど、妙に政財界との繋がりだ何だと持ち出されると中途半端に終わってしまう。

その名の通り、萌黄

良かったのは、萌黄ですね。なんつーか、その名の通り萌えることはできました。シナリオ的にはやはり、どこか無理してコンテストに繋げたという感じはしましたけど。

全キャラクリアすると、クー編と千歳編が現れます。それなりにボリュームもあるんですが、こちらもどうしても乗り切れなかった。千歳はまだしも、クーはもうちょっと本編で活躍の場があったらよかったのに。

Empfehlung

お勧め

えーと。和風好きな人にどぞ。絵はきれいですから、それなりに万人がやって「失敗した〜」と思うことはないと思われます。要するに、特にこれと言っていい点も悪い点もなかったということですかね。

推奨攻略順

真空→桔梗→瑠璃→萌黄

素直に公式で紹介されている順番のクリア順でいいのでは。