シナリオ=E|グラフィック=S|キャラ=C|音楽=C|総合評価=D
途中放棄、というより各シナリオの途中を飛ばしまくったというのが正しいです。
シナリオというか、テキストがダメでした。眠い、眠すぎる……。
これはもう、寝不足だからだとか仕事が忙しくて疲れてたとか、そういうレベルじゃなく緩慢なテキスト進行に飽きちゃって、もうダメ。絵は最高にきれいでしたが。後姿が立絵にあるってのは驚愕でしたし、それ以外のグラフィックは全般的に美麗で良かったです。
何が悪かったかと言われればもうコレに尽きます。シナリオの展開がのた〜っとしていて、起伏がないとかそういう問題以前だったこと。設定の段階でエンディングが見えてしまうこと。「彼女が死んで幽霊になった」だから最後はお別れだってのはいいんですよ、それは別に。途中で別れに対する胸を締め付けるようなテキストがあったり、主人公の葛藤があったり、そこら辺だって設定からすれば当然の流れだし、問題ない。
ただ、あまりにも平坦すぎる。そのクライマックスまでの流れをどう表現してくれるか、どんなイベントを乗り越えてくれるかが楽しみなのであって。それとキャラの魅力が薄いですね。幽霊少女なんだから、もうちょっと深刻さを上手く表現して欲しかったというのと、もし表現する力がないのであれば、AXLの「ひだまり」のように完全にドタバタ喜劇にしてしまうって手もあったんじゃないか、と。だいいち、千早ってどうよ?あの存在、マズくないですかね。
エンディングも……まずいっしょ、あれじゃ。生まれ変わった明穂と、ってあんた、何歳差ですか。ロリコンっつか何ていうか、とにかく犯罪推奨するのはやめておきましょうよw
死を扱うのは慎重に。ただ泣かせたいためだけに扱っていいものじゃありません。
注意書きにあるように「死を扱うものに良作判定しない」という立場を除いたとしても、さほどのめりこめるゲームではないと思いました。
まあ、敢えて言うなら……千早は最初か最後にしておいた方が。
当てにはなりませんがw