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ぶらばん!

BRA-BAN!

Einschätzung

シナリオ=B|グラフィック=C|キャラ=C|音楽=A|総合評価=B

Überblick

はじめに

珍しい、吹奏楽部ゲーム。学園の統合で通っていた学校から新しい学校へ。その先にもやはり吹奏楽部はあって、同じ学校に2つの吹奏楽部はいらないということで雌雄を決することに、というストーリー。

指導モードというのがあって、合奏の何が悪いかを指摘するのが所々に入ります。2周目からは無効にもできますが、まあわからないってことはないでしょう。システム周りに不足なし、ディスクレス可、非アクティブ動作も可。いやあ、こうやってプレイしながらレビューする場合、この非アクティブ字の動作は必須ですよねぇ。

素晴らしいのは音楽。さすがにブラスバンドを舞台にしているだけあって、ギャルゲではあり得ないほどの高水準の音楽が揃っています。特にボーカル入りのOPとEDは秀逸で一聴の価値ありです。

妙の立絵でどうしても腕の位置や形が気になるのが一点ありましたが、グラフィックはそれ以外に問題はなし。割ときれいに作られているのでは。

キャラクター

お約束が揃っています。幼馴染で天然の妙、後輩の暴走機関車みなせ、眼鏡っ子委員長の紀子、ツンデレではない金髪お嬢様の由貴、静かで控え目なみなせと正反対の後輩である須美、サブキャラとしては赤城山ブラスバンド部の顧問、新開地先生と円山ブラスバンド部の顧問なハゲ、それからブラスバンド部前部長の春奈先輩(攻略不可です_| ̄|○)、ギャグ要員である幼馴染の健太郎や円山の宗一郎など、一通り揃っています。特に男のサブキャラがそれなりに数いるのはいいですね。

春奈先輩、攻略可能にしようよ……

日常

シナリオの方もそれなり、です。真面目な性格が災いして周囲とうまくいかなくなる紀子、家庭環境問題のみなせ、一般的幼馴染から逃れられない妙、自信がなく大人しすぎる須美、敵ブラスバンド部の部長であり悩みも共有できる由貴、とそれぞれの環境から推測できる範囲を超えません。

良かったのはギャグや軽い会話が魅力的な個別ルートに入る前の日常。特に暴走機関車なみなせと健太郎が絡むイベントは必見。かなり楽しいです。昼食の弁当対決、合宿時のランニング。「お好み焼き定食弁当VSチーズフォンデュ」。学校でチーズフォンデュはさすがに、ねぇw弁当対決の面白さで言ったら、ALMAがありますが、そっちの方が暴走はしていましたね。合宿のランニングでは、凄いスピードの効果音つきで、

「センパイに足りない物、それは情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ!そして何よりも——速さが足りないっ!」
「諦める方向には進まない……そう、ここは抗う場面だ!」
(主人公)「おーい、無茶しない方がいいぞ……」
「意地があんだよ、男の子にはぁ!!」
「あたしは何も知らないで安穏と歩くより、真実を知って走る方を選びたい!」
「ときめいて、疾ねっ!」
ドップラー効果付w
3週目w
「どうした?意地を見せてみろ。そんで競争だ競争っ!!競争をやってやらぁっ!!」
「健太郎センパイを倒さねばならないのなら、もはや他には何もいらない!いるものかぁ!」

とまあ、日常シーンがえらく面白いです。以下、苦言を呈しますが高いレベルで作ってくれたので期待するものも大きいってことです。基本的にはかなりお勧めなゲームですから。

「吹奏楽」とシナリオとの関係

真面目で一生懸命すぎて突出してしまう紀子シナリオで最も強く思いましたが、もうちょっと部活動に熱心になってもいいような気がします。吹奏楽部の人数規模から考えて、あと数名は立絵と台詞が欲しいですね。主人公、健太郎、妙、紀子たちメインキャラだけが喋って、後の部員は「はーい」とかそれだけってのはさすがに寂しい。要所要所で部員AとかBとかの台詞が入るものの、これが少人数でやる部活動、或いは廃部寸前で本当に人数がいないんだったら楽なんでしょうけど、幾らなんでもあの曲を演奏する吹奏楽部で4〜5人ってことはないでしょう。

BRA-BAN、つまりBrass Bandですから正式にはイギリスの金管系吹奏楽ってことになるんでしょうけど、トランペット、ユーフォニウム、ホルンなど金管系だけでなく、紀子の担当がクラリネットであることを考えると、フルート、ファゴット、クラリネットなどの木管系も入り、協会の標準編成表通りな66〜86名とは言わなくとも各楽器1〜2名で不要な楽器を外しても……15〜20名はいるはず。それだけの人数がひとつの楽曲の完成に向かってまとまるわけですから、それなりの苦労とかもあるはずで、その描写と恋愛描写がうまくかみ合っていません。そこを指導モードで解消しようとしたのかも知れませんが、プレイヤーを引き込むためには仮想世界にそれなりのリアリティを出すことも重要であって、例えプレイヤーが理解できなくても専門用語を読解に支障が出ない範囲でくらい出すとか、そういった努力は必要でしょうね。

顧問があまりにもやる気なしってのも、輪をかけているんでしょうね。もちろん、重要な局面では手を出し口を出すんですが、吹奏楽部存続にかける全員のやる気ってのが見えてこず、「別になくなってもいいけど」という緩慢な空気が最初から最後まで消えませんでした。

これは全編を通して言えますし、そもそもギャルゲに求めているものが違うというのもわかってはいるんですけどね……まあ、それぞれのシナリオで超えなければならない壁もあるので、あまり全体の問題に傾注できないのは理解できますが。

どんな話か。

小型暴走機関車に、弱いらしい……。今回もどうしても「みなせ」に弱かった。や、別に炉ではありませんじょ?ほんとですじょ?

どれもシナリオは普通レベル、はっとするほどのものも特にありません。

妙シナリオは幼馴染間で気持ちがはっきりしない云々の、ごく一般的なシナリオ。委員長シナリオでは、真面目な紀子が浮いてしまい、そこを円山ブラスバンドの顧問に付け入られた結果、退部するかどうかの問題にまで発展。主人公の説得により部員へ説明、誤解を解いたらそのままエンディングへ一直線。

みなせシナリオは家庭環境の問題から夜中の町をふらふらしてるみなせに主人公がつきあって問題解決に絡んでいき、須美シナリオは円山でいじめを受けていた須美を赤城山で引き取り、友達に守られないと何もできない自分を少しずつでも強く変えていこうというのが中心、由貴シナリオは指揮者もしくは部長として部を引っ張っていく自信を失う由貴が……というシナリオ。

それなりに面白かったので、元は取れました。

Empfehlung

お勧め

学園や部でのシーンが、学園モノらしく多いので青い春な学園モノを期待しているのならプレイをお勧めできます。重くて暗い話はありませんので、安心してプレイしてください。

推奨攻略順

それぞれのキャラに他のヒロインの問題が絡むことはありません。微妙に由貴と須美はさすがに元同じ部だけあって多少はありますが。

須美→由貴→紀子→妙→みなせ

だから炉じゃないって何度言えば(ry