fanfiction > ナデシコ > 4 seasons > 学制について
four seasonsの背景となる、学制の説明です。物語とはほぼ無関係ですので年齢が気にならない方は読み飛ばして頂いても問題ありません。
この当時の日本での学制は「学校」13年(6歳〜19歳)での間に、初等科最終学年11歳時で大学進学か否かを決定します。進学の場合はそのまま高等科へ、進学しない場合は現在の中学にあたる1年前の12歳から専門技術を学ぶ専修科が始まり分野によって卒業年度が異なり(例えば調理は2年、介護は3年、幼児教育は4年、電子機械や植栽は5年など)、5年後の17歳時で高等学校へ行くチャンスが与えられます。
高等科卒業と同等の学力をつけるための予科学校が現在の予備校の代りにあり、専修科の途中で高等学校へ進学したい生徒はそこへ通うのが一般的です。
彼らは在学中、或いは卒業後に予科学校へ通って高等学校への進学を目指すことになります。
また、高等科へ進んだ場合、16歳までは一緒に学びますが、17歳から現在の大学の教養課程とでも言うべき「高等学校」になります。高校から大学へは基本的にエスカレーター、国立大学へ行く場合は公立高校へ行き私立大学へ行く場合は私立高校へ行く、といった感じになります。2年次(18歳)までは幅広い分野と専門の基礎を学び、3年次(19歳)からは現在の大学3年生に相当する履修に入り、卒業時にそのまま大学へ進むか就職するかを選択、大学へ進めばそこからは専門の学問を2年間学ぶこととなり、半数がその後3年間の大学院まで行きます。
現在よりも多様化しており、学歴偏重ももちろんありません。比率は、専修5:高等科5、大学進学者5割、国立私立の割合も同様ですので、ある年の新社会人を100,000人とすると16歳=50,000人(50%)・19歳25,000人(25%)・21歳12,500人(12.5%)・24歳12,500人(12.5%)となります。
これをルリの年齢で当て嵌めると、以下のようになります。
尚、年齢はイネス、ルリ、明人、由梨香ら本編でのクルーは設定通り、その他のキャラクターでは、ラピス=ルリの1学年下、久美=ルリの1学年上=ユキナ、としています。
突っ込みどころは満載かと思いますが、行き当たりばったりで苦しい言い訳を考えたんだと思ってどうか生暖かい目で優しく見守ってやってください。