lisianthus.me.uk

index > fanfiction > ナデシコ > 今はこれでせいいっぱいだけど。

どうも。こんにちは、ホシノルリです。

どうして「こんにちは」なのかと言うと、艦内時計では現在13:28:48だからです。あ、今13:29になりました。どうでもいいことですけど。
ところで、時計の「:」が0.5秒間隔で点滅するのは、大昔のデジタル時計では秒が表示されなかったのでそのためだそうです。セイコーという、21世紀まで日本に存在した会社の特許らしいですが、もちろんオモイカネの時計は秒数表示されるので点滅していません。ま、更にどうでもいいことですけど。

さて、そんなことはともあれ、今私は悩んでいます。それも思いっきり。
あまり悩むのもよくありませんので、今日は解決に向けて具体的行動へ移りたいと思っています。ちょうど13:30、交代の時間でそろそろメグミさんが来るはずですから。

機動戦艦ナデシコ - 今はこれでせいいっぱいだけど。

きっかけはクーデターでした。
あ、ちなみにオモイカネのではありませんよ。あれはクーデターではなく彼がちょっと拗ねてみただけです。そうだったらそうなんです。
そうではなくあれです、火星勢力圏に入った時に起きたクルーたちの反乱です。ウリバタケさんたちが中心になって、男女交際はお手々繋いで〜まで、とか何とかいう契約に異議を唱えたやつです。
うやむやのまま木星蜥蜴との戦闘に突入するわ、説明おば……イネスさんたちを救出するわ、相転移エンジン切っちゃって動けないわ、フクベ提督は自滅するわ、軍属になってしまったりクマを救出したり、友情が熱血だったりで色々あって結局自然消滅してしまいましたが、最近になってまた気になりだしたんです。

なぜ、男女交際なんてしたくなるんでしょう、と。

いえ理屈ではわかっているんですよ。種の保存に至る前段階であり、知能の発達と社会の発展に伴って知恵や理性、道徳に宗教というものが発生し、それが故に恋愛という枠で括られた感情が存在するということくらいは。

わからないのは、どうしてそういう気持ちになれるのか、ということです。
ナデシコは戦艦です。作戦指揮系統は軍に属しますが運用は民間企業たるネルガルが行うという曖昧な状況ではあるけれど、軍属になったからすぐに軍艦というわけではありません。でもだからと言って戦艦であることは出航時から変わらない事実です。
つまりは戦闘を想定して作られた船であり、そしてそのため——もちろんデータ収集やスキャパレリプロジェクトが本来の目的ですが——に集められたクルーである以上、ある程度の制限がかかることは覚悟のうえのはず。それなのに、そこで恋愛感情を持つことがよくわかりません。

ある程度暇な時間が増えたことでその疑問が再燃し、なかなか自分自身に納得の行く答えを出せないことに困ったり悩んだり。
なので、今日こそはその辺りの疑問解消といきましょう、なんてちょっとだけ気張ってみたりする12歳です。

「なぜ人を好きになるのか、って?ルリちゃんもそういうお年頃になったのかな」
なんてニヤニヤしながらメグミさん。業務引継ぎの時間を利用してちょっと聞いてみただけなんですから、そんな邪推されても。ていうかメグミさん、月面で愁嘆場を繰り広げたくせに、懲りてないんですね。
「理屈じゃないと思うのよね、恋って。きっかけがある場合と、何となく気になっていたのがいつの間にか好きになっていたって場合もあるし」
それはわかっています。感情を理屈で推し量ろうなんて傲慢なことはさすがに考えていません。でもメグミさん、もう次の人を見つけたんですか。
「えっ、な、なんでそんなことわかっちゃうのかなあ。そ、そんな私、別にい、いちゃついてなんて」
いえ、カマをかけてみただけです。まあ、そんなに頬を染めて遠い目をしながらいやんいやんしていれば誰でもわかるとは思いますけれど。
「ルリちゃんのいけずぅー!」
あ、走っていっちゃいました。交代なんだけどな。
ま、いいです。いつまでも交代に来ないミナトさんを待ち続けている哀れな副長がいますから、私は先に失礼します。
「うううう……ユリカぁ……」
交代に来ないの、ミナトさんですからね。艦長関係ないし。
これもきっと、恋愛のいち形態なんでしょう。ふむ、覚えておかないと。

「あん?人を好きになるってどんな気持ちなんだ、って? そりゃあ、おめぇ……」
食堂へ昼食に行こうと思ったんですが、途中で会ったパイロット3人衆にちょっと聞いてみることにします。
先ほどのメグミさんで恋愛のきっかけはなんとなくわかったようなわからないような気がしましたので、今度はその内容についての考察を深めていかなければなりません。
「いじめたくなる、だよねリョーコの場合」
「好きな子にはいじわるしたくなるってところね」
「お前らっ! 俺がいつテンカワをいじめたよ!」
「あれぇ、私たち、アキト君だなんて言ってないけどー?」
「うぐぅっ」
……どこかからたい焼きの香りがしましたが、それはいいとして。
なんかそういうの、オモイカネのライブラリで見たことあります。えーと、確か、そう……アレですよ、アレ。何でしたっけ、あ、そうそう。

つまりそれは「S」ということですね。
「そうそう、ルリルリわかってるねー」
「真性サディスト」
パイロット同士のシミュレーション、特にテンカワさんが相手の時に実際の戦闘よりも熱が入っているのは、そのせいということですか。
「ち、違ぇよっ!」
わかりました、ついいじめたくなる、と……メモ用紙が欲しいですね。
ありがとうございました、みなさん。では。
「ちょ、おいルリ待てって!」
「まあまあリョーコ、そういう愛のかたちがあってもいいと、私なんかは思うのよ」
「真性サディスト、略してSS」

「恋愛なんてしている暇ないわ。私は仕事が恋人だもの」
あまりに特殊なケースばかりを収集するわけにもいかないので、比較的まともそうなこの人に聞いてみたんですけれど、無駄だったみたいですね。そう言えば夢はネルガルのトップに立ち、地球圏の経済を牛耳ることだとか。
「そうよ。だから私には立ち止まっている暇はないの。もちろん恋愛なんてその後のことよ」
あらそ、がんばって。
「ふんっ。そうよ、あんなやつのことなんて気になってなんかいないんだから……そう、そうなのよ、勘違いよ、ええ……」
なんか歩きながらぶつぶつ言ってますが。
あんなやつ?

「あれがツンデレってやつだな」
……いきなり現れないでくださいウリバタケさん。心臓に悪いです。
ま、みっともなく驚いたりはしないけど。私、少女ですから。
「や、それ関係ないだろ、ルリルリ……」
はい、関係ありませんが何か。
「最近やさぐれてないか。ま、それはいいとして、だ」
ずびし!とエリナさんが去っていった通路の奥を指差して。
「あれがツンデレの、ツン期ってやつよ」
「つんでれ?」
なんですか、それ。ツンドラの仲間かなにかでしょうか。
「ツンデレ!それは男の永遠の憧れ。幼馴染に! 義理の妹に! 金髪に! ツインテールに! ロリに!
すべてのキャラクターにあり得る、そしてどんなキャラクターがなろうとすべての男が骨抜きにされてしまう魔法の性質!」
はあ。そうなんですか。ところで羅列した最後に危険な言葉を言ってませんでしたか。
「朝、乱暴に起こされて『べ、別にあんたが遅刻しようがほんとは構わないんだからね!』、或いは授業で当てられて困った自分にこっそり答えを教えてお礼を言うと『ふん、委員長として当然のことをしたまでのことなんだから』とそっぽを向きながら! 或いはまた、教室にわざわざやってきて『別におにいちゃんが飢えてもいいんだけど、作り過ぎちゃっただけだもん!』と毎日お弁当を作りすぎてしまう! くうぅー、萌えるぜ、な!」
いえ、同意を求められましても。
それでその、不自然に冷たいキャラ設定がつんでれってものなんですか。
「おうよ! 今のがツン、そしてそんなキャラが時折見せるいじらしい愛らしさ、これこそがデレだな」
難儀な方なんですね。
いえ、その方もウリバタケさんも。私にはどうでもいいことですけど。
「……なあ、ルリルリ」
なんですか、その期待に満ちた眼差しは。まさか私がそのつんでれだって言いたいんじゃないでしょうね。
「いやルリルリはどっちかってぇと常にクールなキャラが時折デレる、クーデレだな。それはそうと」
このタイミングでの「それはそうと」というのは、何か非常に危険な気がしますね。唐突にヴィットリオ・ヴェネト級戦艦の美しさについて語りだしたりしないでくださいよ。
「今の『私にはどうでもいいことですけど』っての、三つ編み委員長のアンニュイな雰囲気でたの」
お断りです。
「くふぅ〜その断り方もたまらん!」

「ふぇ? 好きの次? うーん……」
好きだからこうなんだ、というデータが欲しいんです艦長。

「次なのかどうかはわからないけど、ユリカはアキトとずっと一緒にいたくなるよ」
ずっと一緒に、ですか。何となくわかるようなわからないような気がしますね。気持ち的にはわかるような気がするんですが。
副長がユリカ、ユリカ〜って言ってるのも艦長と一緒にいたいから、ってことですよね。
「あはは。ジュン君はただの友達だからそういうのとはちょっと違うと思うな」
アオイさん、ご愁傷様です。ちーん。
「難しいんだけど、その人と一緒にいるとこう、暖かくなるって言うか。くっついているだけで幸せな気持ちになる感じかなあ」
イネスさんがクマのぬいぐるみに頬擦りしているのと同じ、ってことでしょうかね。
……あまり思い出したくはないシーンではありますが。
「感情的には同じかなあ。ぎゅってしたくなるの。反対にぎゅっとされたりとかね。そうするとほや〜んと幸せになれるんだよ。きっと、き、キスってそういう気持ちの延長線上にあるんだと……ユリカは思うよ」
艦長、よだれよだれ。
「へあっ?! う、嘘っ!」
嘘です。
「ルリちゃんがいじめる〜」
あ、走ってっちゃいました。

……はて?
もしかしてこれは、私が艦長を好きだということなんでしょうか。確かリョーコさんがそうだったような気がします。

「それは違うんじゃないかなあ、ルリルリ」
あ、ミナトさん。食事、やっと終わったんですね。副長が泣きながら待ってますよ、ブリッジで。
「あらら、すっかり忘れてたわ」
はあ。まあいいですけど。
「それでね、ルリルリ。今の話なんだけど」
私が艦長を好きだということですか。
それはさすがにないということはわかりますよ、これでも私、少女ですから。
「それ、関係ないと思うけど。まあいいわ。じゃあルリルリは好きって気持ちがわかったのかしら」
いえ……やっぱりよくわかりません。
きっかけは曖昧だったり明確だったり、または気になっていただけだったのがいつの間にかだったりと様々な状況があり得るようです。感情にカテゴライズされるものの中でも、明確だったり曖昧だったりするものが多々ありますからこれはわかります。
気持ちの内容については、いじめたくなったりつんでれだったり、こちらも様々な形態があり、ちょっと危険なものも含まれているということがわかりました。ウリバタケさんに限定すると、ですけど。
そして好きになったら、ということに関してですが、一緒にいたい、触れていたいという感情が喚起されるということなんですね。こちらは遠距離恋愛というものから説明することも可能だと思われます。

「ふふ、まあ私としてはルリルリにはまだ早いと思うんだけど。でも男の子よりも女の子の方が早熟だって言うしね」
それは知っています。ミナトさんもそうだったんですか。
「そうだった、かもね。初恋は14歳だったけれど、友達の中には10歳とか9歳で好きな人が出来たって子も多かったわ」
なるほど、最初に感じる時期にも多様性が見られますね。
「何だか、恋について話している感じがしなくなってきたんだけど……そうね、だからもしかしたらルリルリももうその時期なのかも知れないわよ」
は?
私が、ですか。
……いえ、私、少女ですからそういうのはまだ。
「そうかしら」
そうですよ。
「そうかしら」
そうですよ。
「そうかしら」
そうですよ。
「そうかしら」
そうですよ。
「そうかしら」
そうですよ。
「そう、かもね。でもそうじゃないかも知れないってこと」
? いいんですけど。この遣り取りってどこかでやったような気がします。
「まあ他人に迷惑がかかるものでもないし。逆にウリバタケさんの性癖が明らかになって女性クルーへの注意喚起になる可能性もあるわね。頑張って、ルリルリ」
何に頑張るのかよくわかりませんが、とりあえずありがとうございます。
ええ、こういうお礼とか挨拶は重要です。

アオイさんが待っているというのに、相変わらずマイペースで去って行くミナトさんを見送って、ようやく私も昼食の時間です。
思いがけなく時間がかかりましたが、疑問を疑問のままで残しておくのは精神衛生上よくありませんから。今日のところは収穫あり、って感じですね。

それにしても……私が恋?
あり得ないとまでは言いませんが、実感は湧きませんね。つまりまだそんな気持ちにはなっていないということだと思います。
いつの間にか気になっていて、その人にいじわるしたくなったり素っ気無い態度をとりながらも時々でれったり、ずっと一緒にいたいとか触れていたいとか思ったり。
後は……一緒にいて幸せになれる気分の相手、ですか。

……オモイカネ。
男性クルー全員の画像なんか表示しなくていいから。前、見えにくい。
でも、そう、世の中にはレズビアンという人たちもいることだし、どうせやるなら徹底的に。
というわけでオモイカネ、女性クルーにまで対象を広げて再検索。あ、いちいちウィンドウを出さなくてもいいから。少なくともこの食券を出すまでは。え? 一議に及ばず? そうだけど。うん、まあ、そうかもね。

くい。
裾を引っ張られる感触に、アキトはキャベツを切っていた手を休めて振り返った。

「ルリちゃん?」
そっぽを向きながら制服の上着の裾を掴んでいるツインテールが見え、訝しげに一人しかいない該当者の名前を呼ぶ。
けれど、食券を片手に持ったままのルリはそれに答えず、目を合わせないままアキトの裾を握り続けていた。
「あの、ルリちゃん? 食券なら俺が預かるから、そっちのカウンターで待っててくれれば」
と、そっとルリの片手から食券を抜き取ろうとするが、しっかりと握りしめて離さない。
「あのさ、預からないと作りようがないというか……まあ俺が許されてるのはラーメンくらいなもんなんだけどさ」
はは、と自嘲気味に笑う。ラーメンを任されているだけでも大したものなのだが、中華にはそれなりの時間と修行を積み多少自信があった彼にしてみれば、いばれるようなことではなかった。
ホウメイの厳しさと正しさをも知っているからこそ腐ったりはしないのだけれども。

「なんだいテンカワ、どうしたんだい」
時刻は14時を回ったところ。ナデシコ食堂も閑散とし始める頃合ということもあって、ひと息入れていたホウメイが奥から顔を出す。
彼女の目に映ったのは、アキトの裾を掴んでそっぽを向いているルリと、そのルリから食券を受け取ろうとして困っている不肖の弟子。ホウメイからは横を向いているルリの表情は見えない。が、ツインテールの影から覗く耳が赤くなっていることには気がついた。
「ふうん、ルリ坊がねぇ」
2人は聞こえないようにそう呟くと、「ま、テンカワにはいい試練かも知れないね」と現在進行形で困っている弟子には意味不明な言葉を残して、再び奥へ引っ込んでいった。
「あ、ちょっとホウメイさん、助けてくださいよ……」
尻すぼみになるアキトの声に苦笑すると、
「ルリ坊、ほどほどのところで勘弁してあげな。くっついてるのはいいからさ、食券くらいは渡してやらないと、テンカワも作れないよ」
と声だけを残した。

「えーと……あのさ、ルリちゃん。とりあえず食券だけでも渡してくれないか」
助けてくれない、いや最後だけはちょっとだけ助け舟を出してくれたようだが、薄情な師匠に恨めしげな視線を投げた後、アキトは再度ルリへ振り返って右手を差し出した。

しばらく差し出された右手と自分の片手をうろうろと見つめていたルリだったが、
「べ、別にテンカワさんのためにこれにしたわけじゃありませんから」
とようやく握り締めた力を緩める。
内心でほっとしながらも受け取った食券には、『ラーメン』と書かれていた。

どうしましょう。
はぁ……データの通りですね。実践編、とばかりにやってみたはいいんですが。
渡す時に一瞬だけ視線が合ってしまったテンカワさんの、嬉しそうな表情に心臓の音が止まりません。いえ、心臓はもちろん常に動いているんですが。そうじゃなくて、掴んだ裾を離せません。

艦長の言う通りでした。
なんかもう、ずっとこの人と一緒にいたい、触れていたいという気持ちが抑えられません。
これが恋なのかどうかはわかりませんけれど。
ただ、こうしてほんのちょっと、制服越しに触れているだけで幸せな気分になれるということだけは理解できました。きっとこの延長線上にあるんでしょう、艦長の言っていた、その、あ、アレが。

今はこうしているだけで精一杯ですが、いつかメグミさんや艦長、リョーコさん、ミナトさんたちみたいな気持ちが理解できるようになるんでしょうか。
まだわからないことだらけです。
だからきっとこれは、単なる安心できる気持ち。
どきどきするけれど、穏やかで幸せな気分。
こんな矛盾する気持ちだから、明確な定義なんてできなかったんですね。
はぁ……私、少女だったんだけどな。

鼻歌を歌いながらラーメンを作るアキトの裾を、しっかりと握り締めて薄っすらと微笑んだルリのそば、『当確・テンカワアキト(主計班兼任パイロット)』という文字とアキトの写真が表示されたウィンドウに、ルリは最後まで気づくことはなかった。

後日。

「ねぇ、エリナ君」
「何です、会長」
「プロス君から回ってきた稟議書なんだけどね。なんだい、これは」
不思議そうな表情を浮かべたアカツキの手元には、「主計班男性用制服の一部強化について」と書かれた書類があった。
「さあ。私は特に聞いてませんが」
「主計班の男性クルーって、テンカワ君だけじゃないか。どうして彼だけ上着の裾が伸びてしまうのか、その理由がまったく書かれていないんだよ」
一緒になって覗き込むエリナの目から、次第に訝しげな色が消え、変わって好奇心としか言いようの無い色が現れ始める。
ああ、とひとつ頷くと、
「会長、これはアレですわ。ほら、会長もご覧になったことがあるでしょう」
エリナの言葉を聞いて記憶を引っ張り出す。あれじゃない……これでもないし、もっと最近のことか?

「ああっ! アレか」
「アレですわ」
ようやく思い至ったアカツキが苦笑いを浮かべる。
まあいいけどね、これくらいのことだったら。
そう心中で呟きながら決裁欄に判子を押すアカツキの脳裏には、アキトの裾を掴みながら行く先々に着いて歩く、ちょっとだけ頬を染めたルリの姿が浮かんでいた。

<あとがき>
ナデシコSSは何年ぶりでしょうか。純粋に二次創作と言えるのは3年ぶりくらいでしょうかね。
完全にやめてしまったわけではありませんので、今後も気が向いたら書くかも知れません。暇つぶしにも使えるかどうか、という程度の駄文ですが、笑って読み流してやってください。